活動報告

区議会第2回定例会 その2

定例会3日目となる15日に私は一般質問に登壇いたしました。

主な質疑内容は以下のとおりです。
1)障害者の住宅セーフティネットについて
このたび梅ヶ丘拠点民間施設棟障害者支援施設における利用者募集の大綱が公表された。
うち生活介護(入所)定員50名に対して、97名の申込み。通過した後のグループホームや生活寮など諸事情により整備は進んでおらず、通過後の道が閉ざされてい るのでは?
通過型と位置付けられてもその先が見通せないのでは、制度的に機能していない。
このままでは、障害者の居住が確保できない、維持できない事態に陥ると推測する。
〇この実態を区はどう認識しているのか?
〇障害福祉所管として、障害者の地域生活を円滑にしていくには、将来的な推移などを踏まえ、分析した上で整備計画を定めていくべきと考える。民間事業者との連携  も不可欠。区の見解を求める。
〇都市整備所管として、公的住宅における障害者枠の今後の整備方針はどう考えているのか?

2)紙おむつのリサイクルについて
2030年には65歳以上高齢者は3741万人へ。
今後高齢者が使用する介護用おむつの使用量が増大するのは確実視されており、紙おむつ等の介護福祉製品の製造量・廃棄量はますます増大し、環境負荷、資源面での 問題などが発生する可能性が危惧される。
今般、ユニ・チャーム(株)使用済み紙おむつからリサイクル可能なパルプ繊維を得る工程において、さらに微生物燃料電池を利用して水質浄化と同時に発電を可能と する処理方法に関する特許を取得。
〇紙おむつリサイクルの発展へ自治体として積極的に考察すべき事業であると考えるが、区の認識は?

3)パブリックアートについて
先般、東京大学本郷キャンパス内の生協食堂におけるシンボルだった画家の故・宇佐美圭司氏の壁画「きずな」について、リニューアルに伴って廃棄処分されたとの報 道あり。
一方、世田谷区における公共施設のアートは、
・区立千歳台小学校 ⇒ 谷内六郎氏 壁画「きずな」
・区立池尻小学校  ⇒ 利根川幸人 陶板レリーフ「母と子」「飛翔」
・世田谷区民会館  ⇒ 片岡球子
現在では、維持管理など所管がバラバラでかつ今後の方針が明確ではない。
〇一元管理をおこなうべきと考えるが、区の見解を求める。
〇保存、廃棄、活用、遺構など各アートの維持方針を定めるべきと考えるが、区の認識を伺う。

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