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危機に瀕する世界の水

2004年05月27日(木)

水の惑星・地球。しかし、その水は今、さまざまな危機にさらされています。
水問題の重要性への認識が、世界で共有されるようになってきましたが、日本では未だ関心が弱いのです。

地球上に存在する水の量はおよそ14億立方キロメートル。そのうち97.5%が海水であり、淡水はわずか2.5%。
そのほとんどが氷河や地下水として存在し、利用することが比較的容易な河川や湖沼の水は、地球上のわずか0.01%程度にすぎません。

現在、世界人口の41%が水不足の地域に暮らしているとされている。
こうした水問題に日本は深く関与していることをみなさん知っていますか?
日本は大量の水を使って作られる農産物や工業製品などを世界中から輸入しているからです。

もし、輸入せずに国内でこれらの製品を生産したとすれば、年に400億立方メートルもの水が必要となります。
わが国は大量の水を輸入することで成り立っていると言えます。

水問題の解決なしに持続可能な社会づくりはあり得ません。
私が議会質問で、「水環境の保全・創出」として取り組んでいる理由は、そこにあります。

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年金未納問題について

2004年05月15日(土)

公明党国会議員13人に国民年金の一時期未加入・未納があった事実は、党内外に衝撃を与えた。

いずれの議員も故意・悪意によるのではなく、手続き上のミスや不注意であったとはいえ、神崎代表、冬柴幹事長、北側政調会長の執行部3人を含め、未納者が多数に及んだことは、党に対する国民の信頼を著しく損なうもので、まさに痛恨の極みである。

参議院選挙を目前に控え勝利を目指し、日々、献身的な活動に取り組んで頂いている党員・支持者、創価学会の皆様の心情を思うと、本当にいたたまれない、胸の張り裂ける思いがします。

党は、直ちに中央規律委員会を開き、厳格な処分を決定したが、こうした処分だけでは、国民の年金不信に拍車をかけ国民に公明党への不信感を与えたことに対する答えにはならないであろう。

公明党にとって今、最も大事なことは、全身全霊を傾け国民・党員・支持者の皆様への信頼を回復すべく、このような事態が二度と起こらないよう、手続き上の改善策を含めた年金改革に、総力をあげて取り組む以外にない。

民主党の前代表が年金の未納問題に火をつけ、自らが火だるまになっただけでなく、世論を煽り、焦点をぼかしてしまったことである。

なすべきは、国民が老後安心して暮らせる社会保障制度すなわち年金制度を構築するために改革を進めることである。制度は敢然と推進していかなければならない。

今回の事態を真摯に猛省し、国民のために年金改革に誠心誠意、死に物狂いで取り組んでいく。そこにしか、信頼回復の道はないと考える。

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イラクでの邦人誘拐事件に寄せて

2004年05月01日(土)

今回の日本人人質事件は、欧米でもかなりの注目を浴びることになった。

これまで経済力に頼り、世界的な外交・安全保障上の問題が起こると、血ではなく金で済ませてきたと見られてきた日本が、人質の命と引き換えに、戦後はじめての危険地域へ派遣した自衛隊の撤退を要求され、どのような対応をするか、海外は息を呑んで見守っていた。

日本政府、小泉首相がテロリストの脅迫に応じなかった態度は「非常に勇気がある」としてアメリカ政府ばかりでなく、英米の一般国民やメディアにも評価をされた。

しかし、その反面、日本が抱える問題も浮き彫りになったと言えよう。
たとえば、こういう事件が起きた時に、日本は説得、あるいは身代金という方法以外に救出の手段を持たないという点である。

いわゆる救出活動を行える部隊はない。
日本には海外の自国民を救う手段はなかったのである。

ゆえに、交渉以外に手段を持たない日本であるから、説得がかなわなければ、犯人の要望を飲むという見方が世界の日本に対する認識であった。
それは一度テロリストの要望を飲んだら、将来、より多くの犠牲者が出ると、辛い判断をしてきているからである。

ゆえにテロリストに屈してはならないという態度は、イラク戦争に賛成であろうと反対であろうと変わらないのである。
人質になった3人に関して言えば、無事に解放されて本当によかった。

しかし、この人たちは過去の戦争について何も学んでいない。
戦争を知らない世代でも、体験者の語ることや、その記述などによって追体験することは可能である。

彼らだけでなく、現にイラクに滞在する日本の民間人が、あの戦争から何かを学んでいたなら、いかに「人道支援」を振りかざそうと、けっして軽率な行動はとらなかったであろう。
あえて言うと、周囲や他人を省みず、やりたいことは何でもやるというのは、人間の規範でも、日本の規範でもないのである。

イラクに平和をもたらすために何を考え、何をするべきかをよくよく考えてもらいたい。
そして、その家族においては、彼らの身勝手な行動が、逆に様々な形で不幸を呼び起こすことを事件が起きる前に自覚し、イラク行きを捨て身で食い止めるべきではなかったのか。
それを無視して行ったならば、何が起きても自らが一切の責任は持つべきである。
まったくもって自己中心も甚だしいの一言である。

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